初めに、これからは、金、土、日しか更新できなくなりやす。
汚い表現がありますので、食事前の方はご注意ください。
まあ、これは駅のトイレに行った時の話なんですが・・・
俺は、毎朝、駅のトイレで原爆(大便)投下をしてます。
で、その日もいつも通りトイレに向かって行きました。
そこの駅は結構大きくて、トイレの個室の方は、毎朝行列ができてるんです。
まあ、大体3~5分くらい待てば、入れるんですが・・・
そこでとても、かわいそうな高校生がいました。
その日は、前に4人並んでいて、先頭から、【おっさん・おっさん・おっさん・高校生・俺】という順番でした。
で、その前にいる高校生が・・・・・もうね、あきらかに
大便を我慢してるんですよ。
まあ、個室に並んでたんで、みんな我慢してるんですけど、高校生の「我慢してますシグナル」がハンパないんです。
右手を壁について、左手で腹部をこすり、足をクロスさせて並んでるんです。
もう本当に苦しそうで、辛そうで、見てられませんでした。
俺は、視線をそらして、心の中で「がんばれ!」って応援してたんですが・・・・
急に、「タタン!タタン!タタン!」という、靴で床を弾くような音が聞こえてきたんで、何事かと思い前を見ました。
高校生・・・・・・・・
タップ踏み始めてるやん
我慢が、限界に近付いてるんでしょうね・・・両手でお腹押さえて、「ふ~ん!ふ~ん!」って唸りながら、タップダンスしてました。
しかも、結構いいリズムでタップを踏むので、思わず吹き出しそうになりましたが、彼にとっては一大決心だったのでしょう。
きっと彼は、心の中で・・・
高校生にもなって、うんこ我慢ダンスをしてもいいのか?
(平均うんこ我慢ダンスの卒業年齢・・・10才)
このまま、リスクを背負いながら、足クロスだけで我慢するか?
いや、この便意はそんな生半可な堤防じゃ防ぎきれん!
と、なれば・・・うんこ我慢ダンスしかないのか・・・・
(うんこ防衛レベル・・・・足クロス=56、うんこ我慢ダンス=109)
ぐぬぬぬぬぬ・・・・恥なんかどうでもいい・・・学校なんてどうでもいい・・・・でも、うんこにだけは・・・・うんこにだけは・・・・
絶対負けたくない!
と、いう葛藤があったに違いない・・・・
そうして彼は、意を決してタップを踏み始めたのだ。
俺はもう、身が裂けるような思いでした。心の中で「ほんとマジ辛そうだ、かわいそう・・・もうなんかごめんなさい、何も出来なくてごめんなさい、誰か助けてあげて!せめて順番変わってあげて!」って叫んでいたけれど、おっさん達には届かず、知らん顔してました。
そこは変わってあげようぜ~、超辛そうじゃん!高校生タップ踏んでるじゃん!うんこダンスしてるじゃん!唸りながらタップ踏んでて「ふ~ん、タタン!ふ~ん、タタン!ふ~ん、タタン!」ってなってんじゃん!
あのタップダンスは、北野武監督の映画【座頭市】以来の衝撃を受けました。
そうしてる内にも、順番が進み、ついに高校生が先頭に立つことができました。
俺は、再度、心の中で「がんばれ!あと少しだ!タップを踏み続けろ!もう、ここまできたら止めるな!止めたら負けだぞ!」と激を飛ばした・・・・
が・・・・
彼の鮮やかなタップダンスは、静かに終演を迎えるのであった・・・・
それが、何を意味するのかは分からない・・・・
便意が遠のいたのか・・・・あるいは・・・・
いや、余計な詮索はやめておこう・・・・
とにかく、今覚えてるのは
肩をふるわせながら、異様な小走りで個室に入り、ゆっくりとドアを閉める姿だ・・・
私は彼の果敢な奮闘ぶりと、恥を捨ててまで便意に立ち向かった勇気と諦めない心に敬意を表します。
彼に言いたい、これから先も便意との戦いはあるでしょう。
でも大丈夫、君の便意に対して負けない気持ちは、今よりもずっと・・・ずっと強くなってると思うから・・・
では・・・
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